Archive for 4月 2nd, 2013
オトメガサとリュウキュウオトメガサ
久しぶりに「裏」の更新です。
最近、表も裏も区別が付かない感じになってきたので
これが「裏」だ!!っていう内容をアップしておきます。
大島の浅場の石の下にオトメガサという貝がいます。
スカシガイ科の仲間になります。
真っ黒い軟体部の下に純白の貝殻を持っています。
どんな貝かというとこんなのです。
これが、ずっとTHEオトメガサだと思っていました。
しかし、写真からは分りませんが貝その物の形がオトメガサに比べ細長いんです。
これは、リュウキュウオトメガサという貝の貝殻になります。
という事は、これがリュウキュウオトメガサなるのか?と疑問が生まれたのはもうかなり昔の話・・・
その貝殻はこんなです。
かなり細長いです。
しかし、先日こんな奴を発見しました。
上の軟体部が黒い個体は水深5mから浅い所に殆どが生息していますが
この軟体部に少し模様が入る個体は、水深20mよりも深い所で姿をみます。
20m位の水深で拾った貝はこんな形です。
上の写真と比べるとズングリとしています。
図鑑で見る限り、これがオトメガサの貝殻に似ています
図鑑によるとリュウキュウオトメガサはTHEオトメガサの地方型の可能性もあると書いてあります。
同種が同じ場所に居る事に疑問も覚えます。
私が作っている貝のHPでは、今後2種に分けようと思っていますが
師匠曰く、同種だろうという事です。
実は私もそう思っています。
こりゃ~DNA鑑定しかないですね~師匠!!よろしくお願いします。
Posted: 4月 2nd, 2013 under 貝.
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