トウヨウコシオリエビ奥深~い
2012年2月28日
今回、駒井先生に見て頂いた甲殻類の中で特に楽しみだったのはコシオリエビの仲間です。
私として、8種類程のコシオリエビを送ったつもりでした。
そう、目とはさみ位しか見えないものです。
この状態でどうにか同定出来ないとダイバーにとっては何の役にも立ちません。
そこで目をつけたのが、はさみの模様。
上の写真は可動指・不動指に白いラインがあり、付け根が白いです。
一見スジテコシオリエビの様に見えます。
この個体は、はさみに4つの白点があります。
この個体も4つありますが、3つが大きく1つは小さいです。
白い模様はありますが、いまいち形が整っていません。
最後の個体は、私の中でトウヨウコシオリエビだと思っている個体でした。
体に入る横筋がよく目立ちます。
では、この4個体の同定結果は一体どうだったか?というと
全部、トウヨウコシオリエビでした~~
う~ん、はさみの模様は関係無いという事になりました。
一番上の様な格好で亀裂等で見られるコシオリエビだと区別は付き辛いという事になります。
しかし、今回の結果を受けて、大島に一番多く見られるコシオリエビの仲間はトウヨウコシオリエビだと判明しました。
今回は、壁の亀裂に入っている種類を中心に調べましたが
今後、転石下にいる種類を調査していけば、大体の普通種が掴めそうです。
まだまだ謎の多いコシオリエビの仲間・・・いや~楽しいですわ!!
Posted: 2月 28th, 2012 under コシオリエビ.