伊豆大島ダイビングセンター

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Archive for 'ヤドカリ'

これは老成個体なのか??

今日は、私の貝の師匠が来島してくれています。
いや~実に楽しかった!!
今日は、ご一緒させて頂いたのですが、水中でも実に勉強になりました~

浅場で貝を探していると、こんなヤドカリを発見。

二枚貝の片方だけを背負う、カイガラカツギの仲間です。
眼の色と脚の模様がとても気になり撮影してみました。。。
大島でカイガラカツギの仲間と言えば、ほぼマルミカイガラカツギなのですが
脚の模様がちょっと違う気がします。
でも、もしかしたらこれが老成個体なのかもしれません。
片はさみなのが非常に残念です。。。

とにかく、私がカメラを持って海に入れる日まで生きていて欲しいですね。
ヤドカリ奥深~~~い

脱皮した~

3月29日、水深55mで発見したヤドカリです。
表のログにも登場した奴です。

この写真は、3月29日に撮影した物です。
専門家の方にお話をお聞きした所、
ヤドカリの若齢個体の情報は少なく写真からは判断が付かないとの事でした~
飼って大きく育てるしか方法が無いという事なので、実は今飼育中です。

そのヤドカリがとうとう1回目の脱皮をしました~(4月13日)
それがこの写真

おおっ、貝の入り口と比べるとやっぱり大きくなってます。
宿替え用の貝も各サイズ入れてあるので、是非大きなのに引っ越して、大きく成長してもらいたいですね~

私の予想は、コガネオニヤドカリなのですが
流石に大島での出現は無理ですかね・・・

でも、じゃ~これ何者?
眼のライン・脚の模様・・・コガネオニそっくりなんですよね~
とにかく成長が楽しみです。
また脱皮したら報告します。

オザキヒシガニ

さて、駒井先生の同定を元に一般的な図鑑に載っていない甲殻類を紹介していくコーナー
(いつからコーナー化??)
第二弾です。
今回はこのカニ!!
20120123ozakihisigani1
可愛いでしょ〜〜
名前はオザキヒシガニと言います。
やっと名前が分かった〜って感じです。
これもオザキヒシガニです。
20120123ozakihisigani2
体に石灰藻が付いている個体です。
殆ど表に出てくる事は無く、石を捲って出会う事が殆どです。
生体写真は、ネットで調べても1枚伊豆半島で撮られた物が出てくるだけです。
と言っても記載されたのは1930年と古いのです。
名前に人名が付くので、一体誰だろう?と調べると
みなべ町生まれで、海洋生物学の発展に大きく寄与した郷土生物研究家 尾崎光之助さんのお名前が出てきました。
尾崎さんと言えばミナベトサカの学名になっている有名な方です。
その方がカニもやっていたなんて!!凄〜い
続きを調べると「カニもやっていた」なんてレベルじゃありませんでした・・・
「終生で記録したカニは、当時の700種中の半数以上」
と書いてあるじゃないですか!!すっ凄げ〜〜
これは、あまりにも無知でした・・・
尾崎光之助さんを目指して頑張ります!!

ナキオカヤドカリ

今月のノルマはこれで達成でしょうか?
月10回を目標に、マニアックなう「裏ブログ」を今後も公開して行きます。
ってこのブログ誰か見てるんでしょうか??
さて、今回はタイトルにもあるようにヤドカリです。
しかし、水中のヤドカリじゃありません。
陸上に生活するオカヤドカリです。
大島には1種類だけムラサキオカヤドカリという種類がいます。
今回の種類は「ナキオカヤドカリ」
何故大島で撮影しているかは、まっ置いておいて頂いて
とにかく、大島産の物ではありません。
訳あって撮影してきました。
まずは写真をどうぞ〜
20111129neki
なんてキュートなんでしょう!!
この眼が可愛いんですよね〜
ムラサキとの違いは、眼柄と呼ばれる眼が付いている柄の部分に黒い斑紋がある事です。
いや〜本当に可愛いですね〜
オカヤドカリ最高!!

ボニパグの正体判明!!

ボニンパグルス属の1種
通称「ボニパグ」と呼ばれたいたヤドカリの正体がやっと判明しました!!
まずは、問題のヤドカリをご覧下さい。
20111112bonipagu
大島には非常に多く見られるヤドカリです。
以前より、このヤドカリとオキナワアカシマホンヤドカリpagurus pilosipesというヤドカリの関係が
同種ではないか?と怪しまれていました。
それが、やっと解決されました。
結果から言うとボニパグ=オキナワカシマホンヤドカリでした〜!!
なんと形態でもバーコード遺伝子でも種レベルの相違は検出できず!と仰っていました。
急ぎご連絡を頂いた、駒井先生・奥野先生に心から感謝いたします。
また、1つヤドカリの謎が解明されました。
まだミクパグ問題やムラサキゼブラ&Pylopaguropsis lemaitrei 問題等が気になります。
今後の研究に期待したいですね。

ホンドオニヤドカリのガーディング

以前、イボアシヤドカリのガーディングを紹介しました。
始めは雄が雌の殻を持っていたのですが、その後貝殻の上に乗っかってしまった奴です。
雄が雌をキープするのには、確かに有効な手段でしょう。
しかし、始めはやはりハサミ掴んでいた事を思うと
上に乗ってしまうのは、本当に正しい手段なのか?
偶然ではないのか?と思ってしまいます。
しかし、今回の場合はこれが正しいんでしょう。
20110822hondooni
ホンドオニヤドカリの産卵前ガーディングです。
偶然乗ったんでないと思ったのは、回りに数個体ホンドオニが集まっていたからです。
その中で、この雄がこの場所を勝ち取ったんでしょう。
はさみがさほど大きくなく、あまり開かなそうなオニヤドカリ類の正しいガーディングの仕方なのかも知れません。
ガーディング一つ見ても色々な手段があり、本当に面白いですね。

これしか家は無かったのかい?

ヤドカリはご存知の通り、巻貝の貝殻を宿として利用する種類が非常に多いです。
中には、割れている貝殻や明らかに体に合っていない貝殻に入っているヤドカリも見られます。
こういう奴らは、いい物件に出会えなかった可愛そうなヤドカリ達なんでしょう
しかし、中にはこんな奴も・・・
20110713oiran
何故それに入ったんだ!!
どこが良かったんだそれの!??
これでも立派に歩いて居るんだから立派なもんです。
早く新しい良い宿が見るかるといいですね〜〜
(いやっ 出来ればこままで居て欲しいな〜)

初めてみました〜これもガーディング。

先日、ゲストを潜っているとイボアシヤドカリを発見しました。
イボアシヤドカリは極々普通のヤドカリで
砂地に行けばいっぱい見られます。
ヤドカリの生態行動に「産卵前ガーディング」という行動が見られます。
雄が産卵の為に雌をキープするというものです。
この行動が良く見られるのは、ホンヤドカリ科のヤドカリで
イボアシヤドカリが属するヤドカリ科では、中々見られません。。。
しかし、今回初めて見る事が出来ました。
大小大きさの違う2個体が、一緒に寄り添っている姿に違和感を感じ
大きな個体の方を引っ張ってみました。
そうしたら〜〜
20110705iboasi1
おおっ ちゃんと掴んでる!!
これは、正にガーディングです。
ちゃんと掴むんですね〜
次のダイビングでもう一度見に行くと、イボアシは居るのですが
1匹しか目に入りません。
可笑しいな〜良く見ると、何か石の様な物に乗っています。
付着物が多く初め気が付かなかったのですが、これ貝でした。
という事は〜〜 引っ張り出してみると案の定雌でした。
雌の上に乗っかっていたんですね〜
ライトにビックリして雌が動き出したのですが、面白い事に雄を乗せたまま移動し始めました。
20110705iboasi2
このままの格好でずっと歩いて行きます。
おんぶヤドカリとでも言いましょうか?実に面白い姿でした。
こんなガーディングの仕方のあるんですね〜〜
多分、ホンヤドカリ科のクロシマホンヤドカリやホンヤドカリのガーディング期間が長いだけで
どの種類もやっているんでしょう。
タイミングが合わないと見られないんでしょう
実にラッキーでした〜〜
益々、もっと他の種類が見たくなりました。

濁った海で・・・

私は勤めているダイビングショップの今後の事について
皆さん、大変心配をおかけしております。
皆様にご不便がかかないよう、配慮した決断が下される信じて
今は、成り行きに身を任せる気持ちです。
ここは、個人的な海の話を書く場所としておりますので
その件につきましては、コメント等頂きましてもお返事出来ない事が御座います
ご了承下さい。
さて、先日久し振りにカメラを持って潜って来ました。
台風の影響でウネリが残り、水中は酷い透明度・・・
大島でここまで悪いのも珍しいと思う程です。
こんな時は、やっぱり砂地で砂を掘るに限ります。
気になるカニが出てきたり、いや〜楽しい
何だかどんな海でも楽しめちゃう自分が怖い・・・
そんな中、今迄しっかり撮りたいのに機会に恵まれなった被写体に出会いました。
20110602utiura
じゃ〜ん ウチウラエビスヤドカリです。
只、2匹で並んでる訳じゃないですよ〜
右の個体が雄、左の個体が雌です。
良く見ると雄が雌の触角を掴んでいます。これがウチウラエビスヤドカリの産卵前ガーディングです。
ホンヤドカリ属のヤドカリ等は雌の貝殻を掴みますが
この様に触角を掴むパターンもあります。
こういう形態は、実は珍しくなく他にもテブクロイトヒキヤドカリ等が行います。
中には、雌の脚を掴むパターンもあります。
いや〜 色々ですね。
これからこういうシーンも増えてくるでしょう。
ドンドン撮影して行きたいですね。

こいつの学名変わってたなんて・・・

先日の地震凄かったですね。
幸い、海には潜っておらず助かりました。
被害にあわれた皆様の事を思うと実に心配です。
大島は、海の囲まれた場所なので、周辺で大きな地震があれば津波の影響を気にせずにはいられません。
昨日の仙台の映像は、全く人事には感じませんでした。。。
さて、今回も訂正のブログです。
大島に非常に多く生息するブチヒメヨコバサミの学名が変更になっていたようです。
ブチヒメヨコバサミ
20110312butihime
以前のStratiotes japonicusから属名が変更になり
Areopaguristes japonicus になりました。
しかし、地味なヤドカリなのに学名や属の変更がいっぱいあって楽しませてくれますね〜