Archive for 8月, 2017
大島のシャコ3
昨日・一昨日に引き続き、島根大学 汽水域研究センターの大澤先生に同定して頂いたシャコです
こいつも岩礁域で時折見られるシャコです
「海の甲殻類」にも似たようなシャコが載っています
同定の結果は、コドモフトユビシャコだそうです
これは~そのまま体色で見てもいいもんなんでしょうか・・・
中々、シャコ奥が深いです!
Posted: 8月 4th, 2017 under シャコ.
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伊豆大島のシャコ2
昨日に引き続き、島根大学 汽水域研究センターの大澤先生に同定して頂いたシャコです
コフトユビシャコ属の1種
Gonodactylellus rubriguttatus
です
数はそんなに多くないですが、時折見られる小型種です
この鮮やかな黄色い体色をしたシャコは他にはない感じです
さて、種小名にあるrubriguttatus
「赤い斑紋がある」という意味なのですが
・・・どこにあるんでしょう??
これは気になる~~!!
先生に質問してみます!
と翌日~
大澤先生から光栄にも返信を頂きました
なぜ種小名がrubriguttatus なのか?
この学名「赤い斑紋がある」という意味なのですが
赤い斑紋なんて全然見えません
すると、先生が謎を解いてくれました!
赤い斑紋は、なんとここにありました!
捕脚(鎌状の脚)の長節の内面にあるそうです
これは知らなかった!!
捕脚の長節の内面にある斑紋の色彩は,フトユビシャコ科の種の識別形質の1つとされています。
との事!
これは勉強になりました~
ありがとうございました。
Posted: 8月 3rd, 2017 under シャコ.
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伊豆大島のシャコ
1年以上、更新していなかった裏ブログ
サボっていたわけじゃないのですが、表のログが十分マニアックな時がある事もあり
こっちを書く時に、下調べに物凄く時間がかかるのです。。。
しかし!!これからはジャンルに囚われずに更新していきます
貝とかいっぱいネタあるので~
そんな訳で、今回はシャコです
島根大学 汽水域研究センターの大澤先生に色々と同定して頂いたシャコ類をまとめて行こうと思います
そもそも、採取が難しいシャコ類なので、まだまだ種類は少ないのですが
ここに書いて記録に残したいと思います
捕脚の内側に白く囲まれた円形の暗色斑を持ちます
このシャコ、一体何者なのか?というと
「トンガリフトユビシャコ Gonodactylus smithi Pocock, 1893によく似ていますが,
尾節の隆起の特徴が違っているように思えます.
トンガリフトユビシャコは沖縄のサンゴ礁原でよく見るシャコ類の1つですが,沖縄の標本とは色彩も大きさも異なっているように感じます.
今回の標本は,フトユビシャコ属Gonodactylusの未記載種の可能性があります.」
というお答えを大澤先生より頂きました
という訳でフトユビシャコ属の1種という事になります
そうなんですよね~尾節の写真を撮っておかないといけないんですよね~・・・
次回からはしっかり撮影します
しかし、シャコ類って未記載種おおいんだろな~・・・
Posted: 8月 2nd, 2017 under シャコ.
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