伊豆大島ダイビングセンター

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IDCはPADIリゾートセンターです。
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Archive for 2月, 2011

初めて見るハナゴウナ

いきなりタイトルに「ハナゴウナ」なんて書きましたが
ハナゴウナとは貝の仲間です。
基本的に寄生生活を送る物が多く、ヒトデやウニ・ウミシダなどにくっ付きます。
今回見たハナゴウナもウミシダに付いていました。
20110225hanagouna
ウミシダい付くハナゴウナは、オオウミシダトウマキクリムシ位しか見た事がありませんでした。
しかも、このタイプに付くのは初めて〜〜
良く見ると可愛い黒目が2つ見えます。
なんて種類かは不明です・・・・
後程、貝の師匠に聞いてみます。
まだまだ、貝もウミウシもカニも知らない生き物ばかりです。
こういう出会いがダイビングしたいと思わせるんですよね〜〜♪
明日は何に会えるやら??

今年はウミウシ不作なんでしょうか?

今年は、水温が順調に下がったと思っていたのですが
結局、本来一番水温が低いはずの2月で、水温17℃という高水温・・・
全く、異常気象もいいところですね〜〜
初め、順調に出始めたウミウシも何だかすっかり出が悪くなって来てしまいました。
それでも、浅場の壁で張り付くと何だか見つかります。
やっぱり大半は、ミドリガイになります。
先日、こんなウミウシを発見しました。
20110224midorigaisp
キフチにしては、触角に暗色の縞がないし・・・
こりゃ〜 ウミウシ得意のspですかね〜 
誰か教えて下さい。

また見つけちゃった♪カンザシsp.

北東の風が強く吹き、昨日・今日とい秋の浜に入れません。
そんな時は、王の浜へGO〜〜
いつも行かない方へ流してみました。
壁は、切り立っているのですが、なんとも何も生えてない・・・
もっとウチワとかいっぱいあるのを期待したのですが、やっぱりって感じです。
そんな中、ふと大きなサンゴが目に入りました。
カンザシヤドカリ付いてないかな〜?と覗くと
なんと、カンザシヤドカリsp.がいました〜〜
20110222kanzasisp
一昨年、野田浜で発見し、何度通っても撮れずにいたあいつです。
こんな冬に発見出来るとは〜〜
いや〜 潜って良かった〜〜
しかし、この種が出て何故THEカンザシヤドカリが出ないんでしょう??
あ〜〜 13年前に撮影しておけば良かった・・・
今年こそは、THEカンザシ狙います!!

カニ・・・やっぱり奥が深い

先日、ちょっと変わったオウオギガニの仲間を発見しました。
石を捲ったら偶然出てきたって感じです。
いまいち甲羅の形に見覚えがなかったので、撮影してみました。
20110221ougigani
ガイド中だったので、一応ゲストにも見せたのですが
ま〜 リアクションはいまいち・・・
そうですよね〜 これだけ地味ですから
そんな中、一人ハイテンションで撮影する私。
何度見ても見た事無いカニです。
これは〜 と思い、駒井先生にお聞きしました。
お答えは↓
>添付の写真のカニはオウギガニ科オウギガニ亜科のMarratha angusta (Rathbun, 1906)に似ています.
>最終的な同定は標本をみてからですが.ハワイ,アミランテ,南シナ海から記録がありますが,
>稀種の一つだと思います.
稀種!?? すげ〜 こんなに地味〜なのに学術的にはレアなんですね〜
奥が深い・・・
しかも、カニって名前がついている奴だけで約1200種もいるらしいです。
凄い・・・カニも凄いが、それを同定できる学者さんが凄い・・・
これからもカニ頑張ります!!

生態写真初!??(な〜んて)

貝の中には、1cmにも満たない小型の種類が多くいます。
壁をジ〜ッと見たり、石を捲ったりすると下から出てきます。
そんな仲間に、「シラタマガイ」の仲間がいます。
大抵、外套膜で体を覆っており
一瞬、小型のウミウシかと思ってしまいますが、ちゃんと水管が出ています。
小型のこの手の仲間と言えば、ザクロガイかシラタマガイしか見た事ありませんでした
しかし、先日何か違うな〜という奴を発見しました〜
20110217sagamisiratama
こやって外套膜を被っていると、全然分からないのですが
まず、発見した水深が深かったので、怪しいな〜と思いました。
外套膜を剥くと、貝に細かい螺肋と呼ばれる筋が入ります。
普通、シラタマガイには真ん中に溝があるのですが、こいつにはどうしても溝が見えませんでした。
と言っても、大きさは5mm位でしたので、自信が無く
貝の大師匠に聞いた所
「サガミシラタマガイ」という種類でした〜〜
わ〜い 1種増えた〜♪
ネットで検索してみたのですが、何も情報が出てきません。
学名で検索しても一緒・・・
こりゃ〜 生態写真初かも!!??

何だこのカニ!??

潜っていると、「何だ?この生物は?」と思う生物に良く出会います。
あまりにもその数が多く、大抵そういう生物に関しては図鑑はなんの役にも立ちません。
そもそも何処を調べれば良いかも分からない事が多いのです。
ネットの検索も一緒、何のキーワードで検索すればいいのかも分からない生物が多すぎます。
余程、ケッタイな生物ならともかく、図鑑の充実している甲殻類でもこの始末だから困ります。
例えば、先日見つけたこのカニ・・・
20110213kani
大きさもかなり小さいのですが、何だか良く分かりません。。。
ヒメソバガラガニに近い体の形ですが、なんとも・・・
残念ながら撮影中にウネリで飛ばされてしまい、実物はどこかに行ってしまいました。
益々謎のままです・・・
誰か教えて下さい。

何にでも興味を持つ事が大事!!

久々の更新です。
最近、色々とヤドカリ関係で宿題があり
そっちばかりやっています。 ブログも月10回は更新したいと思っているのですが
思った様に進みません・・・
と言っても、あまり図鑑には載っていない様なマイナーな生物や
載っていても注目されない生物ばかりネタにしているので、
そういう生物に出会わないと更新出来ないと言う所があります。
今回のネタは、イモガイです。
いや〜 私イモガイも大好きなんですよね〜
綺麗な種類が結構いますし、種類もある。こういう生物にはコレクション性を感じて次々見てみたくなるのです。
今回のイモガイは、カバミナシというイモガイです。
以前にも撮影はしており、既に「伊豆大島の貝類」にも載せているのですが
その写真は水管が出てないんですよ〜〜
やっぱりイモガイの写真を撮る時には、こうやって水管が出てないと!!
20110212kabaminasi
出来ればもっと触角も出て欲しかった・・・
こういう生物を撮影している時にいつも思います。
何にでも興味の目を向けて潜らないと、ダイビングは勿体無い!!と

この本絶対買いです!!

先日、ちょっと東京へ出ておりました。
目的は、昨年に引き続き平凡社との「ヤドカリ図鑑」の交渉です。
昨年に引き続き、2度目なのですが、今年は想像以上の進歩でした。
私の頑張り次第では、発売も夢では無さそうです。
もし、実現したら、皆さん是非買って下さいね〜
東京に出ると必ず、本屋へ行きます。
何か、図鑑を買って帰ってくるのです。いつもは、何となく目的があるのですが今回は何も無しでフラついてみました。
そこで、1冊の本が目に入りました。
昨年、このブログでご紹介したこの本↓

「深海のフシギな生きもの」
写真が実に美しく、超お薦めした本なのですが
なんと、これの続編が出ていました!!
タイトルは。「深海のとっても変わった生きもの」
今回は、ベニハゼやウミクワガタ等も載っており、前にも増して面白いです。

お値段がまた安い!! \1300+税 で買えてしまいます。
一部、深海のヤドカリも載っており、迷わず買ってしまいました。
とってもお薦めです。
是非、2冊買ってしまいましょう!!
しかし、何故こんなに深海物に魅せられるのでしょう!?

ヒラムシ コレクション10

先日から、水中写真家の峰水亮氏が来ています。
その撮影のお手伝いをしているので、生き物を見るダイビングをしていません・・・
こんな時こそ、ヒラムシコレクションを進めるべし!!
先日、撮影したヒラムシです。
20110204hirmausi
う〜ん 以前撮影した奴に似てます。
でも、正中線上にラインが無いので多分別種でしょう?
ヒラムシにはいくらかのパターンがあります。
これは、壁に張り付きタイプです。
石を捲らないと出ない奴らとは違いますので発見はし易いです。
まだまだコレクションは続きます。
ご期待下さい。