伊豆大島ダイビングセンター

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サメハダオウギガニの近似種!

2013年5月13日

今日もカニで~す。
本当、自分がどれだけカニの写真を撮ってるのか分らなくなってきました。
こりゃ~早く、カニ図鑑作らないと~~

さて、今日のカニは駒井先生に「難問」と言わしめたカニです。
それは、これ↓

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発見した時には、只のサメハダオウギガニかと思っていました。

正面写真はこちら
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ここまで、体一面に顆粒突起があると、甲羅の形も水中でじゃよくわかりません。
ま~素人目に見てサメハダと違うな~と思うのは、はさみ脚の指部が黒くないって事位です。

とにかく、駒井先生曰く国内から記録のある種類に該当する物がないそうです。
しかし、サメハダオウギガニ自体に変異が大きく、再検討が必要なようです。

是非、研究が進む事を祈っています!

ウデワオウギガニ

2013年5月12日

さて、連日真面目にアップしている「裏」ブログ
今日のネタもカニです。
本当、最近カニブログだな~・・・

同じく、前回駒井先生に同定して頂いたものです。
その名はウデワオウギガニ
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なんだかモジャモジャでいまいち甲羅の形も分りません。
「相模湾産蟹類」を見ると
「前側縁に5歯あり、それぞれが斜前方へ尖っている」とあります。
良く見ると確かに尖っている棘が見えます。
でも数までは中々・・・・
って、斜前方に尖る5歯なんて結構多くのカニにあるし。。。

「甲域に小顆粒がまばらに生じる」ともあるのですが、これも良く分らない・・・

ならば、前から
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
「はさみ脚はやや大型の尖った顆粒が列をなす」と有ります。
ま~よく見れば左のはさみに少し見て取れます。

そして、「ウデワ」の由来にもなっている
「不動指の黒色は掌部に侵入し、掌部のほぼ真中で黒い輪となって節を取り巻いている」
とあります。
これが見えれば一番分り易いな~と思いつつも
・・・・やっぱり見えない!

自分がリスペクトする、ス~パ~甲殻類ブログ「ハッピーこうかくるい」を見ると
同じく、「ウデワ」が良く分らない「ウデワオウギガニ」が載っています。

う~ん、小さいと目立たない特徴なんだろうか!??
写真の個体を発見したのは、水深8m。
今度は、せめて甲幅が2㎝以上の個体を探そうっと!

ミゾヒメオウギガニ

2013年5月11日

何だか今月はいっぱい「裏」を更新してる~
って、まだ3回目ですが・・・

そろそろ、以前駒井先生に同定して頂いた分をまとめておかないと申し訳ないので頑張っています。

さて、今日はこれ!
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なんとも美しいカニではないですか~!!
結構小さめのカニでした。
駒井先生に同定して頂いた答えは、ミゾヒメオウギガニ
と言っても、まだ幼体の為正確には「ミゾヒメオウギガニの可能性が高い」というレベルです。
でも、駒井先生がそう仰るなら、可能性の高さはかなりな物だと思っています。
なので、私の中ではこれがミゾヒメオウギガニって事にしておきます。

このミゾヒメオウギガニ、ネットで検索しても写真が出て来ません。
久米島版 エビカニガイドブックの「ミゾヒメオウギガニ属の1種」と言うのが載っているので
こっちの「属の1種」は色々と写真が出て来ます。

う~ん、これまた何を持ってしてミゾヒメオウギガニなのか?が分らない!!
カニ難し過ぎる・・・・

ハリダシオウギガニモドキ

2013年5月10日

これも、駒井先生に同定してもらったカニの1つです。
その名も、ハリダシオウギガニモドキ
まずは、写真を~
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ま~なんとも素敵なカニじゃないですか~!!!!

正面はこんな感じ
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う~ん、こっちも格好良い!!
なんとも特徴的な甲羅の形ですね~
とにかく、前側縁にある3つの棘がとても目立ちます。

「モドキ」と付くのだから「ハリダシオウギガニ」も勿論いるんだろう!
と調べると~なんとこっちは、深い所に生息しているカニらしいです。
しかし、どの辺が「モドキ」なんだか良く分らない・・・
どこの部分がどうなってるから、ハリダシオウギガニモドキなんだよ~って言うのが分らん!!
自分でどうにか調べる方法はなんだろうか??
今後の課題だな~~・・・・

ハイガザミ属の1種

2013年5月9日

久しぶりに裏ブログの更新です。
今日は海無しの陸仕事・・・こりゃ~裏でも書いてストレス発散だ~

前回、千葉中央博物館の駒井先生に同定してもらった甲殻類を全て書いていなかったので
今日は、また1つ進めてみようと思います。

いい加減で大雑把な私ですが、変な所だけ完璧主義で
決して、脚の欠損している甲殻類には手を出さない事にしています。
ま~まだ歩脚が無いくらいならまだしも、はさみ脚が無いなんて言語道断です。
しかし、このカニを見た時には、そんなこだわりを捨ててしまいまいした。
まずは、画像を
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ね~~普通じゃないでしょ!!
石を捲ったら出て来たんです。

正面はこんな感じ!
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益々、やば~~い!!

何故、こういう奴に限って両方はさみが無いんだ~~!!
駒井先生に見て頂いた所
Catoptrus rathbunae に一番良く一致するが、頭胸甲前側縁の歯の配列と形状に違いが見られます」
との事でした。
このCatoptrus rathbunae というカニ、ネット詮索かけても全然画像に当たりません。
まっカニではいつもの事ですが・・・

とにかく、現状一致するカニはいないという事でしょう!
新種か!?これも??
本当、はさみ脚が無いのが残念です。

いつか完品に出会いたいです!!

さ~これから裏もじょじょにアップして行きます。
書きたい事がいっぱいあるんだ~~!!

オトメガサとリュウキュウオトメガサ

2013年4月2日

久しぶりに「裏」の更新です。
最近、表も裏も区別が付かない感じになってきたので
これが「裏」だ!!っていう内容をアップしておきます。

大島の浅場の石の下にオトメガサという貝がいます。
スカシガイ科の仲間になります。
真っ黒い軟体部の下に純白の貝殻を持っています。
どんな貝かというとこんなのです。
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これが、ずっとTHEオトメガサだと思っていました。
しかし、写真からは分りませんが貝その物の形がオトメガサに比べ細長いんです。
これは、リュウキュウオトメガサという貝の貝殻になります。
という事は、これがリュウキュウオトメガサなるのか?と疑問が生まれたのはもうかなり昔の話・・・
その貝殻はこんなです。
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かなり細長いです。

しかし、先日こんな奴を発見しました。
IMG_6768
上の軟体部が黒い個体は水深5mから浅い所に殆どが生息していますが
この軟体部に少し模様が入る個体は、水深20mよりも深い所で姿をみます。

20m位の水深で拾った貝はこんな形です。
IMG_6899
上の写真と比べるとズングリとしています。
図鑑で見る限り、これがオトメガサの貝殻に似ています

図鑑によるとリュウキュウオトメガサはTHEオトメガサの地方型の可能性もあると書いてあります。
同種が同じ場所に居る事に疑問も覚えます。
私が作っている貝のHPでは、今後2種に分けようと思っていますが
師匠曰く、同種だろうという事です。
実は私もそう思っています。
こりゃ~DNA鑑定しかないですね~師匠!!よろしくお願いします。

実はこれに刺さってました~

2013年3月7日

さて、久々の裏更新です。
表のブログで浅場で15分も刺さりました~って書いた生物を
やっぱりこっちで発表しま~す。
それは、こいつです。
IMG_8817
チョウジガイという貝です。
この貝、良く見るのですが中にヤドカリが入っている物ばかりで生きているのに中々会えません。
今日、久しぶりに出会ったので、是非軟体部を出ている所を撮ろうと頑張ってみました~

しかし、どう待っても触角も水管も出て来ません。
確実に軟体部は見えているのに~と変に思い、写真を貝の師匠に送って質問してみました。
その答えは~
「チョウジガイは、トウガタガイの仲間なので細長い触覚や水管はありません。
退化的ですが、目はブドウガイ類のように正面にありますよ。
これも閉鎖的環境で光を嫌う貝ですので、時間がかかります。
待ち時間がかかります。」
という答えが!!!知らなかった~~
眼撮りた~い。
しかし、流石は師匠!本当に詳しい。
いや~まだまだ知らない事ばかりです。海って面白いな~~

命名!カタグロホホスジモチノウオ

2013年2月16日

今朝、伊豆ツアーから帰ってきました~
早速、潜りに行くぞ~と思ったのですが、4日も店を空けていたので
やることいっぱい・・・海に行けな~い

なので、裏ブログの更新です。
あ~月に10回はアップしようと思っているのに全然出来ない・・・

さて、今回のネタは魚です。
皆さん、「日本のベラ大図鑑」は買いましたか~?
今回のネタである、カタグロホホスジモチノウオの論文の著者の中に
この「日本のベラ大図鑑」の著者でもある西山一彦氏が入っています。

さて、カタボシ~ですが、図鑑ではホホスジモチノウオ属の1種-2で載っています。
日本での分布域としては、西表・石垣・阿嘉島・沖縄島・屋久島・柏島と
思いっきり南の魚なのですが、実はこの魚今現在の北限はここ伊豆大島です。
勿論、季節来遊魚なので出現するのは幼魚です。

これが、実は、今までに数個体が出ており。3~4年に一度は出るかな~という感じです。
さて、図鑑をお持ちでない方用には、どんな魚?って思うでしょう
なので、写真をどうぞ~~

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

勿論、幼魚です。
特徴は目の後ろに並ぶ4つの赤い点です。

実は私の写真もカタグロ~の論文に使って頂いております。
光栄ですね~

こうやって、図鑑が出るのを切欠に色々と名前が付くパターンがあります。
次はどんなベラに名前が付きますかね~~
楽しみです!!!

シミチョロヒラムシに新和名!!

2013年2月6日

先日、千葉中央博物館 分館海の博物館の奥野さんより貴重な論文を送って頂きました。
奥野さんと言えば、「海の甲殻類」や八丈&久米島の「エビカニガイドブック」の監修者でもあり
ダイバーの間では、有名な研究者の方です。
ご本人もダイバーであり、私も何度かご一緒させて頂いております。

その、奥野さんが最近記載したのが甲殻類ではなくこのヒラムシ
「海洋生物ガイドブック」にて「シミチョロヒラムシ」という
ちょっと恥ずかしい仮称が与えられていたヒラムシのやっと名前が付きました!!

その名も「シシイロニセツノヒラムシ」です。
論文によると和名の由来となった「シシイロ」は「宍色」の意味
「宍色」とは、肉色の古名の事だそうです。
今の言葉言うと「肌色」いった感じでしょうか?
古き良き日本語を生物の和名に使う奥野さんらしい素敵な和名です。

学名はPseudoceros  memoralis
読みは、プセウドケロス・メモラリス
または、シュードケロス・メモラリス
どちらでも、良いと思います。

記載は実に古く1938年です。
1938年と言えば昭和13年。有名な二・ニ六事件の2年後にあたります。
昭和の初期でもあり、第二次世界大戦が始まる翌年にもあたります。
そして、日本が戦争に本格的に参戦する、ほんの3年程前に話でもあり、
その時代にヒラムシの研究をされた居た方がいたというのに驚きです。
記載されたのは加藤光次郎という方です。

論文によると、1945年の山の手大空襲により、Pseudoceros  memoralis を含め多くのタイプ標本が失われてしまったそうです。
約74年の時を経て、やっと和名を与えられたこのヒラムシにおめでとうと言ってあげたい気分です。
そして、脈々と受け継がれる研究者の方々の意思と努力の成果とも言えるでしょう。

さて、問題のヒラムシはどんな奴?という話ですが、
大島で撮影していないか、私が撮影したヒラムシの写真の中から探してみました。
見た事の無いヒラムシは前々から撮影していたはずなのですが、中々出てきません。
論文中には房総半島から九州にかけての温帯域に広く分布するとあります。
う~ん、そんなヒラムシを撮影していないとは・・・と思っていたら~~
やっと見つかりました~
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いや~見つかって良かった~
ヒラムシもヤドカリ同様色が命!
体色で区別のつく分り易い種群です。

これから、ガイドでシシイロニセツノヒラムシを見せても、ひかないで下さいね~(笑)

今、私が以前作ったヤドカリ・エビ・貝のHPを自前サーバーへ移行中です
新たな種類・分類を加えリニューアルさせています。
これが終わったら予定では次はカニを作っちゃいます。
その次はヒラムシかな~~
えっ?魚は作らないのかって???・・・・・ま~いずれ時間が出来たらって事で!

ご期待下さ~い。

マルミトゲカイカムリ

2013年1月20日

おお~~っ!! 年が明けて全然アップしていない事に気が付きました~
月に10回アップが目標なのに~

今回は、カイカムリの仲間
マルミトゲカイカムリです。
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発見した時は、てっきりケブカガニの仲間かと思っていました。
でも良く見ると歩脚の数が違いました。。。

今回も駒井先生に見て頂いたのですが
駒井先生から名前を教えてもらっても、「そんなカイカムリ撮ったけ~?」って感じでした・・・
いや~お恥ずかし。
発見時から、この写真の様に何も被っていませんでした。
調べてみると、他にも「何も被らない」という様な事を記事にされているブログがありました。
う~ん、被ったり被らなかったり・・・・・って感じなんでしょうか?
でも、石の下から見つけたからな~・・・
何も被らないカイカムリ・・・・丸いのかトゲトゲなのか良く分らない名前のこの子には丁度いいかも(笑)