デイゴハナダイとムラモミジハナダイ
2020年7月15日
ポイント:秋の浜 水温:18~20℃ 透明度:15m
今日は朝の内、よく晴れてくれましたが
結局、曇りになってしまいました
昨日の事です、魚類学会のHPを見るとある魚が載っていました
今日は、その魚達の撮影にチャレンジ~!
目的の魚を探して降りて行くと、穴にアカイシガニモドキが入っていました
暫く降りると、アサヒハナゴイの子供
キシマハナダイの子供も見られました
そこで、やっと目的の魚を発見
それは、こいつ~
伊豆大島では、非常に見慣れた魚です
今まで和名が無く、イズハナダイ属の1種なんて呼んでいたのですが
知らない内に「デイゴハナダイ Plectranthias winniensis」って名前になっていました(笑)
学名は、以前から言われていた奴と変わってなさそうです
さて、残るはもう1種
ついでなんで、下の穴まで覗いてみました
この辺まで来るとアサヒハナゴイがとても多く見られます
ダイトクベニハゼは今日も定位置でした~
いやっ!こんな物を探しているのではない!!
という事で、多く見られる浅い方へ移動です
途中、こんなウミウシが目に入りました
ポルカドットウミウシか!!と思って帰ってきたのですが
うちのウミウシ担当のアツシにキイロイボウミウシのカラバリと、バッサリ切られてしまいました・・・(笑)
って、こんな物を撮影している場合じゃない!!
やっと、発見するもすぐに隠れてしまい全然撮れませんでした
その後、もう1個体発見!でも逃げられてしまいました・・・
そして、段落ちへ
段落ちでは、ユカタハタやツユベラ
ハナゴイの姿も見られました
しかし、再び目的の魚は見つからず・・・
このままでは、話にならないのでストックの写真を使ってご紹介します
こいつです
あれ?これただのチビハナダイじゃん!って思った方が多いと思うのですが
これが、ムラモミジハナダイです
じゃ~今までチビハナダイって呼んでた奴はなに?ってなるのですが
今までは(和名)チビハナダイ (学名) Plectranthias longimanus だったのですが
これが、(和名)チビハナダイ (学名)Plectranthias nanus になりました
そして、(学名)Plectranthias longimanus に新たにムラモミジハナダイという和名が与えられたそうです。
余計ややこしいですかね(笑)
つまり、今まで勘違いしてたって事です
なので、今まで撮った写真を見る限り、大島にチビハナダイはいません!
全部、ムラモミジハナダイです
これは探さないと!
じゃ~何が違うのっていうのを、専門家の先生にお聞きした所
この様なお返事を頂きました
「ムラモミジは尾鰭基底の斑紋が上下1対の白斑ですが、
チビは上下1対の黒斑で、その後ろに白い横線があります。
体側の斑紋の密度も違っていて、ムラモミジはすかすかですが、チビは横帯状で詰まった印象です。」
だそうです!ありがとうございましたm(__)m
という訳で、今後こいつを見たら必ず尾柄部を確認しないとですね~
最後は、ハコフグの子供を見てEXしました~
しかし、この新種記載去年の5月なんですよ~
1年以上もこの情報を知らなかったという、プロとして恥ずかしい事この上無い醜態を晒してしまいました・・・
最近、新しい情報頭にはいらないんだよね~なんて笑い話をしている暇なんてありませんでした(恥)
反省して勉強し直します・・・
明日も少し晴れ間が出そうです
明日は早朝ハンマーからで~す
Posted: 7月 15th, 2020 under 未分類.