伊豆大島生物図鑑

オトメベラ

雌相

若魚

幼魚

Thalassoma lunare

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:10m

幼魚～雌は通年通して見られる
雄の出現は少ない
雄の体色は青く体側には赤紫色の細い横縞が無数に入る
胸鰭は青い縁取りのあるピンク色の斑紋を持つ
尾鰭中心は雌雄ともに黄色い
雌の体色緑色で雄と同色のラインが入る
頭部にはピンク色ぼいラインを持つ
幼魚の背面は明るい茶色で腹部は白い
背鰭と尾柄部に黒点は入る

ヤマブキベラ

若魚

幼魚

Thalassoma lutescens

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:10m

幼魚～若魚は通年見られる
雄の出現は非常に稀
雌の体色は一様に緑から黄色で頭部には黄緑のラインが入る
幼魚は頭部から背面にかけて緑色や赤褐色
眼の後方から伸びる黒い縦帯が入る
腹部には褐色の縦帯を持つ
尾柄部の上方に黒点が入る

コガシラベラ

雄相

幼魚

幼魚

Thalassoma amblycephalum

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:10m

出現は幼魚が殆んどで、成魚まで成長する事はそんなに多くない
特に雄は比較的少ない
雄は体色は赤っぽく、細かい白い模様が入る
鰓周辺は黄色くなる
頭部は緑で眼の下に２本の赤色細線を持つ
雌は体全体が一様に緑色になり、頬部は白い
幼魚は体側背面と中央に２本の暗色縦線をい持ち
尾柄部から尾鰭上下縁は淡いオレンジ色

ニシキベラ

雄相では

幼魚

Thalassoma cupido

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:5m

雌雄で体色の差は殆んどなく
雄相は体のサイズが大きくなり、地の色の青が強くなる
青色の体に魚の骨の様な赤い模様が入る
幼魚は体側背面と中央に暗色の縦線を持ち、腹側にオレンジ色の縦線が入る
背鰭に複数の黒点を持つ

セナスジベラ

幼魚

Thalassoma hardwicke

Location:伊豆大島　王の浜　Depth:3m

幼魚のみ出現
幼魚の背側は淡褐色で腹側は白い
背鰭に黒点が２つもつ
背面から体側に斜めに暗色の帯を持つ

ヤンセンニシキベラ

幼魚

雌相

Thalassoma jansenii

Location:伊豆大島　王の浜　Depth:5m

出現するのは幼魚が殆んどで、雌の特徴が出る個体が出現するのは非常に稀
幼魚は明茶褐色の体色で、体側中央に白線を持つ
この白線は頭部から尾柄部まで伸び、上唇も白くなる
背鰭に３つ、尾柄部中央やや上に１つ黒点を持つ
腹側が白く、成長と共に体側中央の白線の下の褐色線は細くなる
上の雌相はまだ若いステージの為このラインが残っている
雌では、頭部から背面にかけて黒く、背面に不明瞭な細線が並ぶ

スミツキオグロベラ

雌相

Pseudojuloides mesostigma

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:30m

雌のみ出現
オグロベラ・アオスジオグロベラの雌に似るが
体色が明るいピンクな事、口先のみ白点が入る事
各鰭が非常に黄色い事で区別できる

アオスジオグロベラ

雄相

雌相

雌雄中間

Pseutiluloides severnsi

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:35m

雄の体色は緑色で、体側前方上部は暗色になる
中央から尾柄部にかけて青いラインが２本入る
雌の体色はピンク色で口先上部から眼の下まで白いラインが入る
このラインは途切れて鼻先全体が白く見えることもある
幼魚も雌相を同じ体色である

オグロベラ

雄相

雌相

Pseudojuloides cerasinus

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:20m

雄の体色は明るい緑色で、体側に蛍光の青や黄色の縦縞を持つ
尾鰭後方が黒くなる
雌の体色はピンクやオレンジ色で、頭部から腹部にかけて黄色くなる
幼魚でも、口や眼の周りは黄色くなる

オトヒメベラ

雄相

雌相

Pseudojuloides elongatus

Location:伊豆大島　秋の浜　Depth:25m

雄の体色は赤褐色や黄色で背面が暗色の地に青く輝く様に見える斑紋を持つ
頭部にも同色のラインが無数に入る
雌は一様に赤褐色