伊豆大島ダイビングセンター

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IDCはPADIリゾートセンターです。
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Archive for 10月 19th, 2013

捜索

今、大島のある地区に避難勧告が出ています。
多くの皆様が、避難所で一夜を明かす事になります。
家にも一家族が避難してきました。

そんな中今でも懸命な救出作業が続いています
私もダイバーとして出来る事をしてきました。
大島のダイビング事業者は漁協からの要請を受け、元町港内で行方不明者の捜索を行ってきました。
陸上とは違い、探す場所は水中です。
当然、探すのは・・・・という事になります
しかし、一人でも家族の元に戻してあげられれば、と思いながら捜索に向かいました

捜索には、島のダイバー約20名程が集まりました。
IMG_0621

まずは、奥にある港の中から始めたのですが、想像以上に積る泥に驚きました
以前ならば、素潜りで海藻を取っているという場所に泥が積り
腰くらいの水深になっています

水中は泳いで行くとすぐに透明度がなくなります
どんな感じかというと・・・
IMG_0622
何も見えませんよね・・・でも、これ良い方です

湾の奥に入って行くと、水面に大量のゴミが浮いています。
ライト片手にそのゴミの下に入って言ったのですが
透明度が無いと言うより、暗闇です。
まるで、ライト無しでナイトダイビングをしている様です
その中に大量の木が落ちています。

場所を移動し作業再開です。
こちらの港には、こんな木が・・・
IMG_0623

ダイバーが横一直線に並びます。
IMG_0624
今度は距離も範囲も広い為、ロープを持って捜索です。
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水中には、やはり大量の木が落ちています。
IMG_0627
そして、堆積する泥・・・
この光景を目の当たりにしても、本当にこんな事が起きたのか信じられません。。。

人工物も多く見られました
IMG_0626

訳あって捜索は午前中で終了。
結局、どなたも発見出来ずに終わってしまいました。
この場に居たダイバー誰もが、一人でも多くの行方不明者を家族の元に戻せればという気持ちで潜っていました
それが、幸運にも被害あわなかった我々に出来る唯一の仕事の様な気がします。
結局、その思いも虚しく結果は出せませんでしたが・・・
引き上げたのは、グシャグシャに潰された自転車1台のみでした。

ボランティアの募集も義援金も始まりました
今後も微力ながら私が出来る活動をしていければと思っています。

このブロクをご覧のダイバーの皆さんは、水中の状況が気になっている事と思われます
TVでは放送されない、大島の海を伝えて行くのも仕事の一つでは?と思っています
時期を見て皆様に情報は発信出来ればいいなと考えています。
今日も潜った港の中にも、少ないながらも元気に生き抜いた生物達がいました
頑張らなくては・・・・と改めて思った瞬間でした。