作業の後に・・・
2013年10月18日
今日は朝から北東の風が強く吹いていました
秋の浜のゴミをどうにかしようと思ったのですが、強風のせいで、断念・・・
他のポイントを見に行ってみました。
王の浜の階段上部に、落ちて来た泥が堆積しています。
それを人が通れる様にかき寄せる位で、駐車場も問題ありません。
しかし、EN口には流木が打ち寄せています
どかしてみようと思ったのですが、とてもじゃないですが動きませんでした。。。
作業を終えた後、どうしても水中が気になり入ってみる事にしました
陸から見た感じでは、かなり水は悪そうな感じ・・・
早速入ってみると、我が目を疑いました
王の浜の湾内は普通なら、岩が積み重なる水底です
そこが、なんと全部砂地になっていました
透明度は3~5mと言った所でしょうか?
ロープは一部見えているだけで、後は砂に埋もれています。
湾内を過ぎても、透明度は8m程です
水底には土が堆積しています。
岩の隙間に流れ込んで枝や根っこが多く見られました
V字の根に入っても状況は変わりません。
ヤギの上にも泥が落ちていました
そんな上にヒメゴンベが乗っていました。
周りの泥は思ったよりも深く、手を入れると
軽く第二関節位まで入ってしまう程です。
持ちあげると~
モアっと巻きあがります
完全に泥底と化しています。。。
それも、根の上にはカメが2個体見られました。
水が良く無くとても撮影は出来ませんでした。。。
さて、生物はと見て行くと、アカホシカニダマシを発見
2個体見られました
魚はどれも元気に泳ぎ回っていました。
この環境の変化が今後どう作用するかは分りませんが、魚に関して言えばあまり以前と変わらない印象でした
ヒレグロスズメダイ等も見られました
一夜にして、日常が変わってしまった大島ですが
水中は、以前のまま生物達が力強く生き抜いていました。
東日本大震災の時と違い、今なら自分の力で大島の為何か活動がしていけるはずです。
もう少し落ち着いた時、この仕事についている人間に出来る「大島の復興」を考えて行ければと思っています
今は、とにかく1名でも多くの方の救助を祈るばかりです。
Posted: 10月 18th, 2013 under 未分類.