伊豆大島ダイビングセンター

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Archive for 2月, 2012

生態写真ってこれが初?トゲアケウス

昨年7月のナイトで見つけたカニです。
水深は20m位だったでしょうか?

まずは、写真をご覧下さい。

分かりますか~?
海藻を体につけています。思いっきりクモガニの仲間~って感じのカニでした。

これも、駒井先生に見て頂きました~
結果は「トゲアケウス」
この名前は、「原色日本大型甲殻類図鑑Ⅱ」に標本写真があるだけです。

どこかに生態写真が載っていないかと、手持ちの図鑑やネットを探してみましたが
これが、まさしく「トゲアケウス」だ!!と断言している物は見つからず・・・
って事はもしかして、これが断言している初の写真になるのだろうか?
どこか、ここに載ってるよ~というのがあったら教えて下さい。

勿論、背中側からも撮影してみました。

さて、この写真を元に「原色日本大型甲殻類図鑑Ⅱ」にある説明文と照らし合わせていきます。

①甲は三角形・・・これはあってる
②溝は深く甲の各域を明らかに分けている・・・付着物を多く不明
③額角は中央の切れ込みにより2葉に分岐・・・これははっきり分かる
④その他各域の特徴があるが、どれも付着物により不明

う~ん・・・こりゃ~写真から判明出来ないもの分かりますね。
クモガニの仲間は他にも同定して頂きました、いずれこの場で発信していきます

やっぱり、キチンとした同定結果を元に生態写真を当てはめて行くという方法しか無いという事のようです。
そういったデータの積み重ねと、フィールドでの観察を重ね
時期・環境等のフィールド情報からある程度予想を付けて行かなければいけないと考えています。

これを繰り返していけば、高確率で予想が付くようになるはず。
まっ予想の範囲を超えないのが残念ですが・・・
確率は上げられるはず!!

その内、「伊豆大島のカニ類」というHPを作れる様に今は地道に勉強です。

トウヨウコシオリエビ奥深~い

今回、駒井先生に見て頂いた甲殻類の中で特に楽しみだったのはコシオリエビの仲間です。
私として、8種類程のコシオリエビを送ったつもりでした。

ダイビング中にコシオリエビを見ると大抵がこんな風にいます。

そう、目とはさみ位しか見えないものです。
この状態でどうにか同定出来ないとダイバーにとっては何の役にも立ちません。
そこで目をつけたのが、はさみの模様。
上の写真は可動指・不動指に白いラインがあり、付け根が白いです。
一見スジテコシオリエビの様に見えます。

その感じで次々と見て行きました。

この個体は、はさみに4つの白点があります。

そして、こいつ

この個体も4つありますが、3つが大きく1つは小さいです。

もう1個体

白い模様はありますが、いまいち形が整っていません。
最後の個体は、私の中でトウヨウコシオリエビだと思っている個体でした。
体に入る横筋がよく目立ちます。

では、この4個体の同定結果は一体どうだったか?というと
全部、トウヨウコシオリエビでした~~
う~ん、はさみの模様は関係無いという事になりました。
一番上の様な格好で亀裂等で見られるコシオリエビだと区別は付き辛いという事になります。

しかし、今回の結果を受けて、大島に一番多く見られるコシオリエビの仲間はトウヨウコシオリエビだと判明しました。
今回は、壁の亀裂に入っている種類を中心に調べましたが
今後、転石下にいる種類を調査していけば、大体の普通種が掴めそうです。

まだまだ謎の多いコシオリエビの仲間・・・いや~楽しいですわ!!

和名決定!ムツボシウミクワガタ

あれは一昨年の事です。
ナイトで潜っていると、カイメンの隙間に何やら隠れる生き物が目に入りました。
表に出してみるとなんとウミクワガタでした。

その時の画像です。

その後、現在広島大学にいらっしゃる太田先生にお聞きしました。
今回、そのウミクワガタにめでたく和名が提唱されました!!

その名は「ムツボシウミクワガタ」
いや~和名がつくといいですね~
まだまだ、この辺りにも他のウミクワガタが生息しています。
論文の中に色々と見つけ方が書いてあったので、それを参考にやってみようと思います。

小型甲殻類も面白いな~~
手出しちゃおうかな~

大島初記録!?ナンヨウスナガニ

以前、このブログでも書きましたが、大島にもスナガニの仲間が生息しています。
過去の記録としては、コメツキガニ・ミナミスナガニ・スナガニの3種があります。

しかし、昨年夏に発見したスナガニの仲間はこの3種のどれにも当てはまらない種類でした~
まずは、写真をご覧下さい。

同定の結果はナンヨウスナガニでした。
いや~正直ナンヨウスナガニもいるとは思いませんでした。
極端に砂浜の少ない大島で、逞しく生きているんですね~

以前、レッドデータの調査に協力させてもらった時には採取したスナガニの正体は未だ不明ですが
話に聞いた感じでは、THEスナガニだろうという話でした。
今年の夏にもう一度探して、ちゃんとした写真を撮りたいもんです。

コメツキガニも見たいな~~

このエビなんでしょう??

サンゴの中を覗くと色々と生物がいます。
中でも注目しているのは、モシオエビの仲間

今迄、見た種類は
モシオエビ・アシタバモシオエビ・ヒメモシエビ等です。
大抵、冬になると消えてしまうのですが、今年は生き残っています。
今日はヒメモシオエビの姿は見られました

しかし、今日私の目をひいたのはこのエビです。

モシオエビの仲間なのは確かですが・・・
ヒメモシオエビの小さいサイズでしょうか?
一応専門家に聞いてみますが・・・答え出ないだろうな~~・・・

誰が知りません??

学名判明!白いコシオリエビ

皆さん、表のブログはもうご覧になりましたか?
今日の「裏」側は、表のネタと連動しております。
是非、見てくださいね~

さて、今日のネタはコシオリエビ
甲殻類の中でも、特に不明種だらけなんではないか?と思ってしまう程情報の少ない種類です。
いつかやらなければ・・・と思いながら
心のどこかで「これに手を出したら終わりかも・・・」って気がしていました。
でも、俺がやらなきゃ誰がやる?って事で、昨年は頑張ってみました~~

これが中々驚きの結果!
それの内一つご紹介!

まずは、画像をご覧下さい

トゲトサカ類に付くコシオリエビの仲間です。
この白という色彩から結構人気がある種類です。
しかし、名前が分からない・・・これは結構大問題でした。
そんな問題を駒井先生が解決してくれました!!
このコシオリエビ学名を Galathea ternatensisと言います
和名はありません。

国内で情報が出ているのは沖縄からのみでした。
大島にも普通に通年居るので温帯種なんでしょうね。

一つここで書いておきたいのは、体色が白いのはホストが白いから!という事
それが証拠に、これも同種です。

これは一瞬別種!?かと思ったのですが、撮影中に同種という事に気が付きました。
やっぱり色に騙されてただけですね~

とにかく、学名だけでも判明して嬉しいです。
これからは、テルナテンシス君って呼びます。
(呼び辛い!!)

ヒメベニツケガニも奥深~い

今回のネタは「海の甲殻類」にも載っている種類です。
と聞くと、一般的に知られている種類のような気がするのですが
これがマジで難しい・・・
そんなカニ「ヒメベニツケガニ」です。

前にウェークベニツケガニについて書いた後、駒井先生に特徴をお聞きしたのですが
正直、肉眼で差を見つけるのは難しい種群だそうです。
なので、図鑑に載ってるから分かり易~いって事は全然ありません。

以前と今回にヒメベニツケガニとお答えを頂いたカニを3匹ご覧下さい。

これは、一番多く見る赤いタイプ
ヒケベニツケガニはこの個体みた1に、赤いYの字模様が出る事が多いようです。

しかし、これもヒメベニツケ

う~ん、色全然関係ないんですね~
まっ当たり前の話ですが・・・この個体は絶対に別種だと思ったんですけどね~

そして、これも同じでした。。。

これなんか、短毛も生えてるし・・・
う~ん、ここまで違うと困ったもんです。
何か方法はないんでしょうか??
しかも、ベニツケガニの仲間は90種以上もいるそうです。
数多すぎ!!

カニの種類は、まだまだ奥が深そうです。。。

ツブベニオウギガニ

さて、今月はちょっとサボり気味の「裏ブログ」
ここから、ガンガンアップして行きますよ~

先月から続けている、駒井先生に同定して頂いた種類を一気に発表しているコーナーです。
まっ、広くダイバーの間で広まっている「海の甲殻類」に載っていない種類に的を絞っております。
でも、「沖縄海中生物図鑑」の方には結構載ってるんですよね~

今回のカニもそんなカニです。
その名は、ツブベニオウギガニ

図鑑で特徴を見ると、額が2歯、前側縁は4歯、どちらも丸みがあります。
そして、甲羅にある顆粒が1つ1つ色彩されています。
おおっ図鑑に書いてある通りだ!!

勿論、正面からもパチリ

ちょっと横向いちゃいましたけど・・・
いいんです、実は右ハサミが欠損しているんで、そういう場合はこういう風にハサミの健在な方から撮影すると目立たないんです。
(種類にもよりますが・・・)

とにかく、オウギガニはカニの中でも大好きな仲間です。
まだまだ多くのオウギガニは大島では確認されています。
もっと色々出会いたいですね~

 

大島のカイカムリ達

今裏のブログもHP内の組み込もうとしています。
なので、「裏ブログ DIVE NAVI」改め、IDCの裏ブログなので、
「CDI」にしました~~。

今後も月10回のアップを目指して頑張ります!!

さて、駒井先生に同定して頂いたカニの仲間の中で、今日はカイカムリの仲間を一挙公開します。
まずは、こいつ!

ツノカイカムリです。

次は、この子

ミゾカイカムリです。
こいつは、結構各地で写真が撮られているんですよね~

今回、同定してもらったもう1種。

ツノヒラアシカムリです!!

そして、実物を元にでは無いですが写真同定してもらったカニ

キヌゲカムリらしい・・・もう一度ちゃんと調べてもらう必要がありそうですね・・・

そして、不明種2種

これも、もう一度再発見しなきゃ・・・

数日前に見つけたこいつも不明種2種です・・・

この2種はその内結果が出るでしょう!

以前まで、この手のカイメンを被った奴を見ると全部「フクイカムリ」って呼んでました。
フクイカムリがある図鑑に載ってるからです。
いや~適当な同定でした・・・反省。
フクイカムリなんて今の所居ないし・・・

まだまだいっぱい出てくると思われるカイカムリの仲間
今後が楽しみです!
後は、水中で同定出来るか?ですね。
数見るしかないな~~