伊豆大島ダイビングセンター

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Archive for 8月, 2011

自由研究終了!!

先日、アカテガニをネタにしたブログで、夏休みの自由研究について書きました。
小学校の自由研究のテーマに「大島の陸性カニ」を選ばせ
目標5種でやらせました。
カクベンケイガニ・アカイソガニ・イワガニ・アカテガニ
ここまで、何とか順調に来てラストのスナガニが中々発見出来ませんでした。
このままでは、夏休みが終わる〜〜!!
という事で、夜に探しに行きました。
ライトで砂浜を照らしながら進んでいくと〜〜〜
大きな個体を発見!!!以前、レッドデータの調査で探した時よりも大きな個体です。
じゃ〜〜ん!
20110830sunagani
格好良い!!
この眼がいいですよね〜〜
これがTHEスナガニだとしたら、大島にはミナミスナガニの記録あります。
これは、探さないと・・・
昔の論文を見ると、発見されている浜は「間伏浜」という所
う〜〜ん どこの事をさしているのやら・・・
いつか発見したいですね〜〜
あ〜 これで、夏休み自由研究は無事に終了!!良かった良かった

ガザミもヤバイらしい

カニと一概に言っても、魚と同じ様に細かく各科に分かれています。
クモガニ科やオウギガニ科等です。
今回のカニはワタリガニ科に属する物と思われます。
ワタリガニ科と言っても、今度は細かく各属に分かれており、イシガニ属やベニツケガニ属等があるのですが
その中で、ガザミ属というのに入ります。
ナイトで潜ると姿を見るのですが、日中はまず砂に潜っていて姿を拝めません。
探すポイントは砂を掘る事!!
先日、浅場の砂溜りを掘ったらこんなカニが出てきました。
20110830gazami
甲羅の下に左右対称の白点があります。
「よ〜し、これを手がかりに調べるぞ〜」手持ちのカニの図鑑を開いたのですが・・・
甘かった・・・
ガザミやイシガニの仲間には、結構この模様が出るようで、こんなカニいっぱい居ました・・・
以前、いつもお世話になっている駒井先生にお聞きしたら、画像からのガザミ類の同定は難しいと言われました。
前回のケブカガニ類同様、非常にやっかいな種類の様です。
次々に不明のカニに出会います。
こりゃ〜やっぱりカニは手強いですね・・・

ケブカガニ・・・ヤバイみたいです。

先日、こんなカニを撮影しました。
20110826kebukaganisp
この手のケブカガニの仲間は、非常に数多くみます。
手持ちの資料で分かる範囲では、自分で同定していますが、そんな事が出来るのは全体のホンの僅かです。
大島産カニのHPを作成しようと考えている私としては
今、端から勉強し直しています。
このカニも正体も見極めようと、色々と調べてみたのですが・・・・
全く分からん!!!
なので、いつもお世話になっている専門家のK先生に聞いてみました。
答えはこんな感じ・・・
「カニはケブカガニ属と思われますが,こいつらは下手すると標本があってもわからないという最悪のグループです。」
なんですと!??
実物があっての分からないとは・・・
そんなに分類が混乱しているんでしょうか??
大島には、多くのこう言った毛深いカニがいます。
こりゃ〜マジでやらなきゃ駄目ですね。。。
コシオリエビもやらなくていけないし・・・
時間が欲しい・・・

撮影難しい・・・

最近、ちょっと忙しくてサボっていたコシオリエビを昨日は撮影してみました。
日中の撮影は、非常に楽なのですが、大抵亀裂に隠れていて全身を見せてくれません。
なので写真はこんな感じに・・・
20110824kosioriebi
眼とはさみに合わせたいのですが、カメラの位置が壁のせいで上手く行きませんでした。
はみに合わすと眼に来ないし・・・
こりゃ〜撮り直しですね。
撮り直す為にも、この種を判別させる特徴を勝手に見つけておかなければいけません。
そこで、はさみの模様に注目しています。
はさみの掌部の模様は、不動指・可動指に白い筋が入り、その付け根に白点が入ります。
スジテとはちょっと違った模様の入り方です。
これで、種類の良く分からないコシオリエビが8種
それに、ミヤケコシオリエビ・アナモリチュウコシオリエビ・スジテコシオリエビ
コマチコシオリエビ・フタスジウミウシダコシオリエビ・アナモリチュウコシオリエビ
ヒヅメコシオリエビ等の名前の分かっている7種を合わせると15種になりました。
まだまだ謎のコシオリエビが沢山います。
こりゃ〜もっと頑張らないと・・・

これがケラマミノウミウシか〜

他の生き物に比べるとウミウシに疎い私ですが
図鑑で気になるウミウシは以外と覚えているものです。
特に、図鑑に寄って名前が分かれたり、くっ付いたりが節操無く行われているウミウシは
見ていて楽しくて仕方がありません。
しかし、何か基準がないと仕方が無いので「本州のウミウシ」「沖縄のウミウシ」を基準に考えています。
「沖縄版のウミウシガイドブック」で初めて見た「ケラマミノウミウシ」の名前が
「沖縄のウミウシ」では姿を消していました。
やっぱり同種だったんだ〜と思ったら
「ウミウシ 生きている海の妖精」で復活!!
全てに、かの有名な小野篤司氏が関係しているので、こりゃ〜一番新しい本の情報を優先すべきでしょう
なので、昨日見つけたこのウミウシはケラマミノウミウシに決定!!
20110823keramamino
触覚先端は丸いし、頭触角の色もサキシマとは違います。
なんと言っても、動きが全然違う触角を機敏に動かし、伸ばしたり、縮めたりして動いて行きます。
実に面白い動きです。
図鑑で見ると違いが分からなくても、実物を見ると違いが分かる生き物の良い例ですね。
図鑑で知識を仕入れておき、フィールドで如何に使えるか?
これが楽しいんですよね〜〜

ホンドオニヤドカリのガーディング

以前、イボアシヤドカリのガーディングを紹介しました。
始めは雄が雌の殻を持っていたのですが、その後貝殻の上に乗っかってしまった奴です。
雄が雌をキープするのには、確かに有効な手段でしょう。
しかし、始めはやはりハサミ掴んでいた事を思うと
上に乗ってしまうのは、本当に正しい手段なのか?
偶然ではないのか?と思ってしまいます。
しかし、今回の場合はこれが正しいんでしょう。
20110822hondooni
ホンドオニヤドカリの産卵前ガーディングです。
偶然乗ったんでないと思ったのは、回りに数個体ホンドオニが集まっていたからです。
その中で、この雄がこの場所を勝ち取ったんでしょう。
はさみがさほど大きくなく、あまり開かなそうなオニヤドカリ類の正しいガーディングの仕方なのかも知れません。
ガーディング一つ見ても色々な手段があり、本当に面白いですね。

夏休みの自由研究は

夏休みと言えば、宿題!!
中でもやっかいなのは自由研究です。
一体何をやれば良いのか?私も子供時代には悩んだもんです。
最近の子供達もこの辺は変わらないようです。
そんな中「伊豆大島の陸生カニを調べればいいじゃん!!」とアドバイスした俺!!!
この話をしたゲストからは「何故、そんな変態的なテーマにしたんですか?」と質問されてしまうほど・・・
実際の所は既に自分で調査をしているので余裕だと思っていました。
目標は5種類。海には全く入らないか、入ってもすぐに表に出てくる種類が対象です。
因みに、種類はカクベンケイガニ・アカイソガニ・イワガニ・アカテガニ・スナガニです。
しかし、探してみるといきなりアカテガニに苦戦
気温が低かったり、天候が悪かったりと調査が進みません。
やっと、ゲットした時にはいっぱい歩いていましたが・・・
そんなアカテガニです。
20110816akate
おおっ 可愛い!!
ここまで4種をゲット。残るはスナガニなのですが先日発見する為に砂地を掘りに行ったのですが
・・・・・全く出てこない・・・・
何故だ〜〜??去年調べた時には、いっぱい居たのに〜
暫く、西の海が荒れていたからでしょうか??
こりゃ〜夜にでも発見しに行かないと駄目ですね。
夏休みも残る所半月。こりゃ〜頑張らないと駄目ですね。
って、俺の宿題じゃなかった・・・
(一番楽しんでるのは俺ですが・・・)

クモガニに興味が・・・

改めて大島のカニを調べよう!!と思いつつ
中々、先に進んでいません。
それは、こういう奴らがいるからです。
20110814kumogani
前回に引き続き、何が写っているか分かりますか??
体中にゴミを付けたカニが右を向いています。
これらのクモガニの仲間は、なんとも実物を見ただけでは判断が付きません。
複数個体を見て、動きの雰囲気や生息環境・サイズ等の情報から「当たり」を付けるだけです。
その為には数多くのデータが必要です。

さて、このクモガニは一体何者なんでしょうね〜〜??
クモガニ科にはまりそうです。

何が写っているでしょうか??

さて、いきなり問題です。この写真何が写っているでしょう??
20110810wataguzu
分かった方は中々の甲殻類好きです。
正解は〜ワタクズガニの仲間です。しかも正面顔!!
勿論、「カニ撮影の基本1」の背中からも撮影したのですが、そっちの写真じゃ益々何だか分からないので
「カニ撮影の基本2」の正面から撮影の方を載せてみました。
実は、これスノーケリング中に発見したのですが、ハサミが斑模様なんです。
眼と眼の間の「額棘」という部分の形状で見分けるのが本来なのですが
唯一、ゴミを付けないハサミの色彩や模様で、この仲間の種類が分かればと思っています。
色々数を見ている中で、こういう色彩は初めてでした。
まだ、成体と言えるサイズじゃないので、もしかしたらこの色は変化してしまうかも知れませんが
こういう積み重ねがデータになります。
じゃ〜その「額棘」を見ればいいじゃんって思いますよね?
自分を思い見たのですが、ワタクズガニ・コワタクズガニじゃなさそうです。
(ゴミが付いてて良く見えない・・・)
他にもこういうワタグクガニ属のカニは多くおり
似ているイソグズガニ属って種類もいます。
大きく括ればどれもクモガニ科の仲間になります。
いや〜クモガニ最高!!

テンション上がるな〜〜

先日の事です。
この日のゲストは、魚以外は殆ど興味無しという方でした。
甲殻類を全く見せずにガイドしたのは、久し振りです・・・
見せないというよりも探しもしませんでた。
甲殻類だけでなく貝類も一切探さずにガイドしていました。
基本、魚も大好きなので色々見つかり楽しいのですが
いまいち、熱くテンションが上がらない
やっぱり、これは見た事ない!!という生物に出会えた時に一番テンションが上がるのです。
見た事無い魚は結局発見出来ず、2本目のダイビングを上がろうかという時でした。
壁の隙間に、ちょっと見た事ない感じの外套膜を持つタカラガイを発見。
まずは、撮影をしてみました。
20110803ayamadakara
撮影後、一皮脱いで頂くと〜〜
なんとアヤメダカラでした〜〜
このタカラガイ、貝殻は時折拾うのですが生態は全く見た事がありませんでした!!
いや〜 魚しか探していなかったはずなのに〜〜
偶然とはいえ、あまりにもラッキーでした。
撮影が終わって、海から上がってから一肌脱いでもらった写真も撮れば良かった・・・と後悔したのでした。。。
でも、久々にテンション上がったな〜〜!!
だからダイビングは止めれません♪