伊豆大島ダイビングセンター

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Archive for 10月, 2010

レッドデータ調査の成果 1

先日、行われた汽水・淡水域のレッドデータ調査で得られた成果を、
生態写真付きで、このブログでもまとめておこうと思います。
もっと早く、更新したかったのですが
実は、是非書きたかったサワガニの画像が見つかりませんでした。。。
日々、撮影した写真は各科に分けてフォルダー別にしているので
どこかに入って居るだろうと思っていたのですが
サワガニの写真が「カニ」に中に無い・・・
いくつかに分け、バックアップを取るようにしているんで
可能性のある場所を次々探していました。
1000枚以上の画像を開き、見てみましたが・・・・無い。。。
仕方が無い、ヒラムシコレクションを進めるか〜と思い
駄目元で、陸撮した写真をまとめているフォルダーを開いてみました。
おおっ 奇跡!! ここに入っていました!!
やっと見つけた画像がこれ
20101028sawagani
サワガニですよ〜!!
サワガニは実は日本固有種で、あまり移動をしない事や稚ガニを放出する事等の理由で
地域毎に遺伝子レベルでの分化がみられます。
そんなカニが大島にいるという事は、確実に誰かがサワガニを大島に持ち込んだという事です。
一体、いつ?誰が?持ち込んだのでしょう?
このサワガニが棲んでいる場所に、ワサビを移植した事がある様で
10年程前までは、実際にワサビもあったそうです。
それにくっ付いてきたのでしょうか?
それとも、食用にもなるサワガニを、サワガニとして持ち込んだのでしょうか?
実に謎です。。。
今なら、大島にサワガニを持ち込むなんて、生態系の破壊に繋がる!!という意見も出そうですが
そんな事も人々の念頭に無い、大らかな時代の話です。
キョンやタイワンリスの様に、他の植物や動物に悪影響を及ぼしている感じもないですし、
サワガニの場合は、きちんと環境ごと保護するべきでは無いかと思います。
これもある意味、人間のやってしまった事への責任の取り方でしょう!!
何万年か後には、大島固有のサワガニが出てくるかもしれません。
オオシマサワガニなんて名前が付いたりして〜〜

レッドデータ調査 終了!!

今日で、奥野さんとのレッドデータ調査は終了です。
北風が強く、少し波がありましたが秋の浜に入ってみました。
秋の浜は、壁の奥から結構湧き水が出ています。
冬なんか手を突っ込みと非常に温かいです。
海中の温かい湧き水の場所にいるカニなんて、ニシノシマホウキガニ位しかしりません。
しかし、ここは火山島!! まさかまさかの奇跡が!!
な〜〜んて事も無く普通に潜ってしましました・・・
そんなこんなで、陸上も水中も無事に調査が終わりました。
成果は上々だった様です。
普通は見ない様な場所まで、日頃から注意して生物の観察をしておいたのが役に立ちました。
それでも、今回初めて見るカニが現れ、分類の専門家の知識・眼力に驚きました。
実に、良い刺激になりました〜
そんな、記憶の新しい内に今回の成果を日々のブログで更新して行きましょう!!
ヤドカリにツマキヨコバサミというヤドカリがいます。
このヤドカリは海に真水が流れ込む場所を好み生息しています。
そんなヤドカリを探しに行ったのが、ケイカイでした。
結局は違う場所で発見したのですが・・・
その話の中で、奥野さんから居るかも知れないから見てみれば〜と言われたのが
彼是、6〜7年前でした。
その時発見したのがこのカニです。
20101021taiwan
その名もタイワンヒライソモドキ。
このカニ、こんなに地味な感じなんですが、前回のハチジョウヒライソモドキ位のヤバいカニです。
違いは甲羅の横にも毛が生えている事。
実はこのカニ、三重県と福島県で準絶滅危惧種に指定されています。
奈良県と和歌山県を流れる「紀の川」の工事では、
一部汽水域が淡水域に変化してしまうため、代替生息地を確保して
移植を試みた事例がある程の価値に高いカニです。
凄いでしょ〜 カニなのに!!
そんなカニが大島に居るというのが、もう奇跡!!
だって、川が無いんですから大島には。
しかも、今回の調査でケイカイからしか発見出来ませんでした。
こりゃ〜 レッドデータに登録間違えなしです。恐るべしケイカイ
実は、ケイカイの実力はこんなもんじゃ無いんです。
また、このブログで報告して行きます。
とにかく東京都の皆さん、ケイカイの工事はこれ以上やっちゃ不味いと思います。

レッドデータ調査3日目

レッドデータ調査3日目。
いや〜 今日はかなり歩きました。
まずは、南部へ向かい
筆島海岸を調査。
残念ながら、ここでは成果無し…
気を取り直して、次の目的地、砂の浜へ
ここは大島で、一番長い砂浜です
ここでの狙いは、スナガニ
古くの文献では、
スナガニ・ミナミスナガニ・コメツキガニの3種類の記録があります。
探してみると、何とか1種類だけ発見!
20101020sawagani
初めて見ましたが、かなり可愛いです
午後からは山登り。
実は、大島にはフノウの滝と呼ばれる
湧き水が豊富な場所があります。
車を降りてから、往復で約3時間…
よく歩きました
でも、そのお陰で目的のサワガニも確認出来ました
どちらも、レッドデータへの登録間違え無しだと思います。
(と、期待してます)
明日は、水中の調査です
秋の浜に入れれば良いのですが…

ハチジョウヒライソモドキ

レッドデータ調査二日目。
今日は、潜水で海中に湧き水が出ている所を調査してきました。
しかし、海が荒れて・・・ 困ったもんです。
そんな中、昨日の調査で採取したカニを撮影して来ました。
これから、ドンドンこのブログでアップしていく予定ですが
まず、第一弾!!
今回の、目玉。ハチジョウヒライソモドキです。
20101019hatijyou
知る人ぞ知るレアガニです。
手元のエビカニガイドブック 八丈版がある方はP140をご覧下さい。
多種との違いは、眼から下の甲羅の縁(前側縁)に目立った切れ込みがない事と
歩脚の先端(指節)に毛が生えている事です。
1955年の八丈島で発見され、八丈島の固有種と言われていました。
その後、奄美大島や沖縄でも発見されているようですが
今回の発見で北限の更新です。
今回の調査で是非とも生態写真が撮りたいと思っていた種です。
いや〜 嬉しいです!!

レッドデータ調査 初日

今日から、東京都レッドデータブックの改定に伴う汽水・淡水生のカニの調査が始まりました。
私の甲殻類の師匠である、「海の博物館」の奥野先生がいらしています。
川の無い大島では、汽水・淡水域というのは非常に稀で
湧き水が出ている所や沢が流れ込んでいる所に形成される位です。
急速に護岸が進む、海岸線を守る為にも、貴重な生物相を調査出来るチャンスです!!
気合を入れて、お手伝いしてきました。
まずは、タイムリーに護岸工事が進んでいる、「ケイカイ」から
いや〜ここが凄かった・・・
今後、このブログでも1種づつ紹介していけたらと思いますが
ヒメアカイソガニ・アカイソガニ・
タイワンヒライソモモドキ・ハチジョウヒライソモドキ・ケフサヒライソモドキ
(この3種は、同定待ちです)
などなど・・・ いや〜それはもう凄い成果でした。
汽水どころか、淡水の池みたいな所もあって驚きでした〜
本当、ケイカイ凄い!! こんな所を護岸工事してるなんて東京都は何を考えているのでしょう?
その後は、野田浜に移動。
ここにも、知られていない淡水の水溜りがあります。
ここは、ケイカイに比べいまいち成果がありません。
水が淀んでいるので、カニを探すのも大変です。
そんな中、大き目の石を捲ると赤い大き目のカニを発見。
捕まえていると。、奥野さんが「アカテガニかベンケイガニ」だとおっしゃっていました。
どちらも陸生のカニです。
たまには、こういう風に水の入る事もあるようです。
しかし、私を今迄見た事ある、陸生カニは「アカテガニ」と「カクベンケイガニ」だけ
「THEベンケイガニ」は見た事ありません。
店に戻り写真を撮ってみました〜↓
101018benkeigani
眼の下に2つ突起がある・・・・
まさにベンケイガニ!!凄い初めて見ました。
感動です!!! 今後の調査では何が見られるでしょう!!
明日は、今日捕まえたカニ達の撮影をしま〜す。

ヒラムシ コレクション3

3連続、ヒラムシ特集です。
すっかり、ヒラムシブログになりつつある・・・
まっ 折角撮影している写真を眠らせておくもの勿体無いのでいい機会です
基本的に、アイドルの魚を書く気は全く無い、ブログなのでいいのです!!
さて、今回のコレクションは結構、綺麗系
これは、ゲストの方も写真を撮ってくれる事が多い種類です。
101017hiramusi
なんとも実に特徴的ですね〜
名前ですか!?? いや・・・知りません・・・
でも、数は少なくないと思いますよ〜〜

ヒラムシ コレクション2

ヒラムシ凄い・・・ 他の題材をネタにブログを書いた時よりも周りの反応が良い
皆さんの言うとおり、中々人気のある種類のようです。
そんな訳で、早速第二弾をアップ!!
これも、時折目にするタイプです。
20101016hiramusi
う〜ん ちょっと後ピンかな?
こういう平べったい生き物は、中々コンデジでは撮影し辛いです。
半押ししたら数ミリカメラを引いてあげないと、こういう風に後ピンになってしまいます。
こりゃ〜 撮りなおしですね。。。
このブルー、水中でも結構目立つ色です。
こういうタイプなら、ウミウシ好きの人にも受けます。
でも・・・・誰だ〜??

ヒラムシ コレクション1

ヒラムシ・・・扁形動物・・・
っとここまで書いて、実は全く進まなくなりました。
ヒラムシは扁形動物である、という常識的な事以外の知識が私には無いという事です。
ヒラムシは何故かダイバーに人気がありません・・・
「伊豆大島の貝類」の作成上、ウミウシの写真をよく撮る様になって思ったのですが
ウミウシは本当に人気がある生き物です。
「ウミウシ好きです」って人はいても「ヒラムシ好きです」って人は中々いません。
実は、何故かそんな生き物が前々から気になって、写真と撮り溜めていました。
私が撮影していると、後ろからゲストが覗いたりします。
皆さん「な〜んだ、ヒラムシか〜」って感じです。
中には、非常に美しい種類もいるのですが・・・
これがウミウシなら、嬉々としてカメラを向ける方も多いのでしょうが・・・
それは、やっぱり情報が世に出ていないからでしょう!!
ヤドカリと一緒です。
分類がしっかりされ、Webにでも正確な名前と共に写真が公開されれば少し変わってくるのではないでしょうか?
折角、撮り溜めた写真がもったいないので、ここでじょじょに公開して行く事にしました。
写真を出せば、これを見た詳しい方が名前を教えてくれるかも知れない!!
そんな期待を込めて「ヒラムシ コレクション」を始めましょう。(不定期で・・・)
まずコレクション1
20101014hiramusi1
中々渋い体色で好きです。
でも、誰・・・??

エビ難しい・・・

先日、こんなエビを発見しました。
20101012ebi
シオダマリカクレエビかな〜と安易に思っていたのですが
一応念の為、奥野先生に見て頂きました。
結果、驚き!!
どうやらムカシカクレエビというエビがいて
非常に良く似ているらしいのです。
顎の形状で属が分かれているらしく、肉眼での判断は難しいらしい・・・
参った・・・
それじゃ〜 端から捕まえないといけないって事ではないですか!??
それも中々難しい・・・
動きが早くて捕まえられないし、隠れていたら無理だし
エビ、手強いですね
しかし、エビのHPを作ろうかと思っている私はそんな事も言ってられない・・・
どうにか方法考えないと・・・

また未記載種?

連休初日、なんとも荒れた一日になりました。
北東の風が強く、普通に潜れるのは王の浜位です。
でも、今年の王の浜はかなり面白い!!
季節来遊魚も多く最高です。
先日は、こんなウミウシも出現しました〜
20101009nekojita
う〜ん また未記載種か・・・
ネコジタウミウシの仲間っていうのは分かるのですが、それ以上は良く分かりません。
しかし、ダイバーがこれだけポンポン新種を発見出来る水中って一体どうなっているのでしょう?
世界の海洋生物は約25万種に及ぶという記事を先日見ました。
こりゃ〜 こんなもんじゃなさそうですね。。。
だからダイビングは止められません!!